2015年10月23日

『炎と茨の王女』三部作

最近でもないですが「炎と茨の王女」シリーズを読了。
海外FTが好きでよく読むのですが、好きといっても作品が
千差万別だけに意外と好みにドンピシャリというのはなかなかないのですが、
このシリーズはひさびさにぐい読みタイトルでした。

砂漠の国オロバジェの第二王女エリサは食いしん坊でぽっちゃり気味。
聡明な姉へのコンプレックスが解消できないまま隣国へ嫁入りする時期に。
異国での慣れない生活の中で内乱や異種族との戦が起こり……というストーリー。

ファンタジィですので、ご多分に漏れず主人公には特別な力、マジックストーン的な
ものが秘められているのですが、その使い方を解き明かしていく「冒険」と、
王女として国を率いていく中での「宮廷陰謀劇」の2つが楽しめるんですね。
表紙を見ての通りエリサ王女は途中で痩せるのですが、
そこまでに「だいぶ読んだぞう」と思ったらまだ全然という内容の濃さ。
この作品の面白さはいつも思考をぐるぐるさせているエリサの内面描写かしら。
色々コンプレックスを抱えているものの、エリサは読書家で知的なため、
常によく考えて行動して、時折策士じみた才能を発揮して魅せてくれる。
女主人公で恋愛脳だと「そこでそんな行動しちゃう!?」と萎える時もありますが
エリサは比較的理性的なので、純粋に応援していける魅力がある。(もちろんロマンスもあり)

翻訳も良くて、読んでいるとからっからになってくる情景描写のうまさ。
映像化したら面白そうだし、しそうな気もするなー。

  
posted by ひづめ at 01:15| Comment(0) | 書籍・漫画・映画
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