ここ数年、武内涼先生の小説にはまっています。
筆力、エンタメ性、登場人物の魅力的に惹かれて「また次も読もう」で気づけば14冊め。
史実を背景にしたお話が多くて勉強になるのですが、
ついでに時代順に並べてみました。
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1175年…『源平妖乱 信州吸血城』
血吸い鬼と戦う鬼狩り集団"影御先"と、その一員である若き源義経の戦い
室町時代(1430-40年くらい?)…『はぐれ馬借』
1457年…『吉野太平記(上下)』
日野富子の妹、幸子が戦を防ぐため忍びに守られつつ隠密の旅に出る
1561年…『暗殺者 野風』
刺客の少女、野風が上杉謙信の暗殺を狙う
1568年…『戦都の陰陽師』
最初に読んだ武内涼作品
魔の復活を防ぐため、晴明の末裔・土御門光子が藤林党の忍びたちに護衛されながら
出雲の霊剣を取りにいく旅に出る……そう、これFF10なんですよ!
忍者ひとりひとりが個性的でカッコいいのもポイントです
1569年…『戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良/迷宮城』
続編ですが、史実をもとにしているためバッドエンドが多くなる武内先生の話の中では
めずらしく、ファンタジー路線なためかハッピーエンド路線で良かったです
1581年…『忍びの森』
2つめに読んだ武内作品でデビュー作
伊賀忍びの一行と妖怪の死闘ですが、これも大変面白いです
1584年…『秀吉を討て』
秀吉を暗殺しようとする根来衆の忍び、僧兵の話
1595年…『駒姫 三条河原異聞』
最上義光の愛娘、駒姫は豊臣秀次の側室となるべく京に向かうのだが……
秀吉を討てに続いて秀吉が敵役となっているので、一気にアンチになってしまった(笑)
江戸時代中期(1700年くらい?)…『忍び道 忍者の学舎開校の巻』『忍び道 利根川激闘の巻』
泰平の世が訪れたが、忍びの技を伝えるため忍者学校が開かれる
今後もシリーズ化してほしい!
江戸時代中期(1750年くらい?)…『妖草師』
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やはりというか戦国時代が多いですね。
新作が1590年代ということもあって色々調べてもいるのですが、
動乱の時代なので濃いんですよね、出来事も人物も。
(というか戦都の陰陽師ってもっと前の時代の話だと思ってた…)
とにもかくにも、ハードな歴史ものからエンタメ快作もあり、どれもオススメです。
2021年01月10日
武内涼作品
posted by ひづめ at 20:21| Comment(0)
| 書籍/映画
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