『ナイトクローラー』
主演は最近よく見る気がするジェイク・ジレンホール。
スカベンジャーをしていた主人公は、事故現場をいち早く撮影して
テレビ局に売り込めば金になることを知ってカメラマンに転身。
よりセンセーショナルな映像を撮るために、犯罪を目撃しても通報しない、
現場をより凄惨に映るよう改ざんするなど徐々に人間性を失っていく。
オチがひどい。悪に報いがあるとかなくて、タイトル通りだった。
『眠りの地』
主演は宇宙人でおなじみのトミー・リー・ジョーンズとジェイミー・フォックス。
いわゆる裁判もの、法廷ものはだいたい面白いですね。逆転劇だから。w
ただ途中から焦点が変わって、人種差別問題になる。
実話ベースらしいので、実際の裁判の流れもこうだったのかな……?
人種差別が題材の法廷ものといえば
「評決のとき」「アラバマ物語」がありますが、どちらもお薦めです。
『ザ・レポート』
主演は2代目ダースベイダーことアダム・ドライヴァー。
これも実話系らしいですが、ブッシュ政権下で行われていた
CIAによる過酷な拷問を数年に渡って調査する話。
話が小難しくて頭に入ってこないうえ、拷問シーンがけっこうきつかった。
『セブン・シスターズ』
増え続ける人類に対し、強固な一人っ子政策が行われた世界観。
見所は主演の人がひとり7役しているところ。
キャラづけも違っていて面白いのですが、名前が曜日なため
吹き替えで観るとシリアスな場面で「サンデー!」とか云ってて笑ってしまう。
ツッコミどころは多いものの、ラストもなるほどという感じで楽しめた。
『スピーク・ノー・イーブル』
お近づきになった家族がやべー奴らだった……系のスリラー映画。
空気のできないDQN会話とか、うわっ感がよく出てて怖い。
最初からおかしいのになんで逃げないの!の連続でハラハラさせられる。
あっちの映画は強い女の活躍が定番らしいので嫁さんが頑張るけど、
旦那がヘタレすぎて少し違和感。もう少しバランス取れないものか。
『ザ・ゲスト』
戦争で息子を喪った家族の元に、戦友を名乗る青年がやってくる。
人の良い青年は家族に受け入れられていくが、どこかおかしい……
これはもう先が気になる時点で面白い。明かされる設定も良い。
しかし最後の最後はなんでやねんオチ。まぁでも面白かった。
『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』
けっこう昔のカンフー映画。
半生記みたいな設定のせいか、話が飛び飛びで残念だった。
冒頭からお坊ちゃんの主人公があっさり奥義を伝授されてるし。
息子役のニコラス・ツェーの活躍をもう少し見たかったですね。
主人公も若々しすぎて父子に全然見えないけど。w
2026年01月16日
11月に観た映画メモ
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
ドローンで現地を偵察しながら、テロを防ごうとするも
トロッコ問題に直面して、どうしようと揉めるサスペンス。
ほとんどがブリーフィングルームの画面なので地味め。
シンゴジラからちらほらと増えた気もするお偉いさんたちが
ああだこうだ議論する系だけど、ちょっとすっきりしにくいオチかも。
『ガンズ・アンド・キラーズ』
ウェスタンは定期的に見なければですね。主演はニコラス・ケイジ。
小さな娘を連れて復讐の旅に出る系ですが、この二人のやり取りが良い。
というか娘のキャラが面白い。「トゥルー・グリット」を俗っぽくした雰囲気。
主人公が娘への愛情に気づく過程がもう少し見えるとなお良かった。
『ビーキーパー』
主演はジェイソン・ステイサム。
よくある主人公は実は元特殊工作員でめちゃ強くて無双しちゃう系。
今は養蜂家だけど、そこにもちゃんと意味があって良い。
とはいえ続編出そうだけど、ネタ的にどうするのかしら。
『コンサルタント』『コンサルタント2』
主人公は一見ふつうの会計士だけど実は暗殺者で、ギフテッドという盛り盛り設定。
これも主人公が強い系だけど、孤独な変わり者なのが味があって面白い。
2は時間が空いてしまったせいか普通なアクション映画になっていて少し残念。
3部作らしいので、最後でいい感じにまとまるといいですね。
『マネーボール』
ブラッド・ピットが実在の元メジャーリーガーのスカウトマンを演じる。
野球あんま分からないのもあって、交渉シーンとか何してるのかよく分からずw
でも挫折もの、男の友情ものは泣けますからね。
ここ数年でベストだった「フォードvsフェラーリ」にも通じますけど。
ドローンで現地を偵察しながら、テロを防ごうとするも
トロッコ問題に直面して、どうしようと揉めるサスペンス。
ほとんどがブリーフィングルームの画面なので地味め。
シンゴジラからちらほらと増えた気もするお偉いさんたちが
ああだこうだ議論する系だけど、ちょっとすっきりしにくいオチかも。
『ガンズ・アンド・キラーズ』
ウェスタンは定期的に見なければですね。主演はニコラス・ケイジ。
小さな娘を連れて復讐の旅に出る系ですが、この二人のやり取りが良い。
というか娘のキャラが面白い。「トゥルー・グリット」を俗っぽくした雰囲気。
主人公が娘への愛情に気づく過程がもう少し見えるとなお良かった。
『ビーキーパー』
主演はジェイソン・ステイサム。
よくある主人公は実は元特殊工作員でめちゃ強くて無双しちゃう系。
今は養蜂家だけど、そこにもちゃんと意味があって良い。
とはいえ続編出そうだけど、ネタ的にどうするのかしら。
『コンサルタント』『コンサルタント2』
主人公は一見ふつうの会計士だけど実は暗殺者で、ギフテッドという盛り盛り設定。
これも主人公が強い系だけど、孤独な変わり者なのが味があって面白い。
2は時間が空いてしまったせいか普通なアクション映画になっていて少し残念。
3部作らしいので、最後でいい感じにまとまるといいですね。
『マネーボール』
ブラッド・ピットが実在の元メジャーリーガーのスカウトマンを演じる。
野球あんま分からないのもあって、交渉シーンとか何してるのかよく分からずw
でも挫折もの、男の友情ものは泣けますからね。
ここ数年でベストだった「フォードvsフェラーリ」にも通じますけど。
2024年10月20日
後味の悪かった映画
ここ数年観た映画で「これは後味が悪い……」と思った3本を ご紹介。
オチは反転で読めるけど 良かったら実際に観てくださいね。(後味悪いの観たいか……?)
しかしこういうの 映画館で観たらどんな気持ちになるんじゃろ……
『つぐない』(2007年)
世界大戦前の近代貴族の話。長女役でキーラナイトレイが出てるけど、
主役は 小説家志望の次女のほう。(年代記なので役者は交代する)
次女は使用人を慕っていたが 長女と愛し合っていることを知り
嫉妬から「使用人が従姉妹を暴行した」と嘘をついた結果 使用人は冤罪で逮捕されてしまう。
やがて戦争が始まり 次女は野戦病院で 看護婦を務めながら 小説家を目指す。
使用人は 減刑を条件として危険な地に出征し 長女は彼が帰ってくるのを待っていた。
やがて 二人は再会するが……
(オチ)
そこで 次女の晩年に時間が一気に飛ぶ。
次女は小説家になるという夢を叶え 成功していたが 心残りがあった。
実はここまでの物語は 次女が書いた「つぐない」という自伝で、
実際には使用人は激戦地で死亡 長女は空襲で死に 再会などできていなかった。
自分の嘘のせいで 二人の仲を引き裂いたことを 後悔していたため、
病気で死ぬ前に せめて物語の中だけでも ふたりが幸せになるように と
ハッピーエンドに書き換えた自伝として 書いていたのだった……
なんや その自己満足!

『一命』(2011年)
時代劇。江戸時代には 合戦で手柄を立てることができず
爪に火をともして生活する 貧乏武士も多かった。
ひもじい生活を続けて 生き恥を晒すくらいなら と切腹をしようにも
(作法に則った儀式をするための)お金すらない……
そこで武士たちは 武家に「華々しく切腹をさせてほしい」と申し出たのだが、
「武士の情け」として受ける相手も 手間がかかるだけ。
そこで武家は「死ぬことはない もう少し頑張れ」と いくらかの金を渡す。
これで手間を省け 武士も死なずに済む。win-winの関係といえた。
そうなると今度は 貧乏武士たちはそれを見越して
はなから金を貰えると見越しての狂言切腹が 流行り始めたのだ。
……と 前置きだけで めっちゃ長くなってしまった。
とにかく後味が悪い話で ついでに痛々しいです。

『グッド・ネイバー』(2016年)
アメリカの高校生の二人組が「炎上ネタで注目されたい」と
近所にいる偏屈な老人の家にイタズラを仕掛け ドッキリを撮影する。
老人をからかう様子が すでに気分悪いのですが、
仕掛けたイタズラに対する老人の反応がおかしく 奇行といえるものだった。
老人は毎夜 仕掛けた盗撮カメラで映らない地下室にこもり 何かしている。
「死体でも隠してるんじゃね?」と ふたりは深夜に侵入するが、
老人に見つかったと思った直後 目の前で銃で頭を撃ちぬき 死んでしまった……
(オチ)
老人は実際に偏屈者であり 唯一愛してくれ 先立たれた妻にだけ 心を許していた。
老人ホームを薦められても 妻と暮らした家にいたいからと断るほどだった。
そして少年たちが仕掛けたイタズラは 偶然にも妻との想い出に触れるものだった。
老人は「妻が自分を呼んでいるのか……?」と 感じてしまっていたのだ。
そしてついに老人は「分かった、お前の元に行くよ」とばかりに 自殺してしまった。
というわけで この映画は「そうだったのね」という種明かしがあると同時に、
ところどころで 法廷シーンが挿入される という構成も巧みなんですね。
実際に 終盤まで老人の行動が あやしく描写されているため
「本当に殺人鬼で 少年たちが事件に巻き込まれたのか?」
「それとも 少年たちがやり過ぎて 事件になったか?」どちらか分からず注目するわけ。
そして最後 裁判の結果が出たあと 報道陣の前にさらされる少年二人組。
さすがに反省したか……?と思いきや 不敵な笑みを浮かべる。
そう 当初の「炎上してでも注目されたい」という目的が 達成されたからだ。
老人にとってはもしかしたら 良かったかもしれないけど 胸糞悪いオチじゃろ……
オチは反転で読めるけど 良かったら実際に観てくださいね。(後味悪いの観たいか……?)
しかしこういうの 映画館で観たらどんな気持ちになるんじゃろ……
『つぐない』(2007年)
世界大戦前の近代貴族の話。長女役でキーラナイトレイが出てるけど、
主役は 小説家志望の次女のほう。(年代記なので役者は交代する)
次女は使用人を慕っていたが 長女と愛し合っていることを知り
嫉妬から「使用人が従姉妹を暴行した」と嘘をついた結果 使用人は冤罪で逮捕されてしまう。
やがて戦争が始まり 次女は野戦病院で 看護婦を務めながら 小説家を目指す。
使用人は 減刑を条件として危険な地に出征し 長女は彼が帰ってくるのを待っていた。
やがて 二人は再会するが……
(オチ)
そこで 次女の晩年に時間が一気に飛ぶ。
次女は小説家になるという夢を叶え 成功していたが 心残りがあった。
実はここまでの物語は 次女が書いた「つぐない」という自伝で、
実際には使用人は激戦地で死亡 長女は空襲で死に 再会などできていなかった。
自分の嘘のせいで 二人の仲を引き裂いたことを 後悔していたため、
病気で死ぬ前に せめて物語の中だけでも ふたりが幸せになるように と
ハッピーエンドに書き換えた自伝として 書いていたのだった……
なんや その自己満足!
『一命』(2011年)
時代劇。江戸時代には 合戦で手柄を立てることができず
爪に火をともして生活する 貧乏武士も多かった。
ひもじい生活を続けて 生き恥を晒すくらいなら と切腹をしようにも
(作法に則った儀式をするための)お金すらない……
そこで武士たちは 武家に「華々しく切腹をさせてほしい」と申し出たのだが、
「武士の情け」として受ける相手も 手間がかかるだけ。
そこで武家は「死ぬことはない もう少し頑張れ」と いくらかの金を渡す。
これで手間を省け 武士も死なずに済む。win-winの関係といえた。
そうなると今度は 貧乏武士たちはそれを見越して
はなから金を貰えると見越しての狂言切腹が 流行り始めたのだ。
……と 前置きだけで めっちゃ長くなってしまった。
とにかく後味が悪い話で ついでに痛々しいです。
『グッド・ネイバー』(2016年)
アメリカの高校生の二人組が「炎上ネタで注目されたい」と
近所にいる偏屈な老人の家にイタズラを仕掛け ドッキリを撮影する。
老人をからかう様子が すでに気分悪いのですが、
仕掛けたイタズラに対する老人の反応がおかしく 奇行といえるものだった。
老人は毎夜 仕掛けた盗撮カメラで映らない地下室にこもり 何かしている。
「死体でも隠してるんじゃね?」と ふたりは深夜に侵入するが、
老人に見つかったと思った直後 目の前で銃で頭を撃ちぬき 死んでしまった……
(オチ)
老人は実際に偏屈者であり 唯一愛してくれ 先立たれた妻にだけ 心を許していた。
老人ホームを薦められても 妻と暮らした家にいたいからと断るほどだった。
そして少年たちが仕掛けたイタズラは 偶然にも妻との想い出に触れるものだった。
老人は「妻が自分を呼んでいるのか……?」と 感じてしまっていたのだ。
そしてついに老人は「分かった、お前の元に行くよ」とばかりに 自殺してしまった。
というわけで この映画は「そうだったのね」という種明かしがあると同時に、
ところどころで 法廷シーンが挿入される という構成も巧みなんですね。
実際に 終盤まで老人の行動が あやしく描写されているため
「本当に殺人鬼で 少年たちが事件に巻き込まれたのか?」
「それとも 少年たちがやり過ぎて 事件になったか?」どちらか分からず注目するわけ。
そして最後 裁判の結果が出たあと 報道陣の前にさらされる少年二人組。
さすがに反省したか……?と思いきや 不敵な笑みを浮かべる。
そう 当初の「炎上してでも注目されたい」という目的が 達成されたからだ。
老人にとってはもしかしたら 良かったかもしれないけど 胸糞悪いオチじゃろ……
2021年01月10日
武内涼作品
ここ数年、武内涼先生の小説にはまっています。
筆力、エンタメ性、登場人物の魅力的に惹かれて「また次も読もう」で気づけば14冊め。
史実を背景にしたお話が多くて勉強になるのですが、
ついでに時代順に並べてみました。
=================================================================
1175年…『源平妖乱 信州吸血城』
血吸い鬼と戦う鬼狩り集団"影御先"と、その一員である若き源義経の戦い
室町時代(1430-40年くらい?)…『はぐれ馬借』
1457年…『吉野太平記(上下)』
日野富子の妹、幸子が戦を防ぐため忍びに守られつつ隠密の旅に出る
1561年…『暗殺者 野風』
刺客の少女、野風が上杉謙信の暗殺を狙う
1568年…『戦都の陰陽師』
最初に読んだ武内涼作品
魔の復活を防ぐため、晴明の末裔・土御門光子が藤林党の忍びたちに護衛されながら
出雲の霊剣を取りにいく旅に出る……そう、これFF10なんですよ!
忍者ひとりひとりが個性的でカッコいいのもポイントです
1569年…『戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良/迷宮城』
続編ですが、史実をもとにしているためバッドエンドが多くなる武内先生の話の中では
めずらしく、ファンタジー路線なためかハッピーエンド路線で良かったです
1581年…『忍びの森』
2つめに読んだ武内作品でデビュー作
伊賀忍びの一行と妖怪の死闘ですが、これも大変面白いです
1584年…『秀吉を討て』
秀吉を暗殺しようとする根来衆の忍び、僧兵の話
1595年…『駒姫 三条河原異聞』
最上義光の愛娘、駒姫は豊臣秀次の側室となるべく京に向かうのだが……
秀吉を討てに続いて秀吉が敵役となっているので、一気にアンチになってしまった(笑)
江戸時代中期(1700年くらい?)…『忍び道 忍者の学舎開校の巻』『忍び道 利根川激闘の巻』
泰平の世が訪れたが、忍びの技を伝えるため忍者学校が開かれる
今後もシリーズ化してほしい!
江戸時代中期(1750年くらい?)…『妖草師』
=================================================================
やはりというか戦国時代が多いですね。
新作が1590年代ということもあって色々調べてもいるのですが、
動乱の時代なので濃いんですよね、出来事も人物も。
(というか戦都の陰陽師ってもっと前の時代の話だと思ってた…)
とにもかくにも、ハードな歴史ものからエンタメ快作もあり、どれもオススメです。
筆力、エンタメ性、登場人物の魅力的に惹かれて「また次も読もう」で気づけば14冊め。
史実を背景にしたお話が多くて勉強になるのですが、
ついでに時代順に並べてみました。
=================================================================
1175年…『源平妖乱 信州吸血城』
血吸い鬼と戦う鬼狩り集団"影御先"と、その一員である若き源義経の戦い
室町時代(1430-40年くらい?)…『はぐれ馬借』
1457年…『吉野太平記(上下)』
日野富子の妹、幸子が戦を防ぐため忍びに守られつつ隠密の旅に出る
1561年…『暗殺者 野風』
刺客の少女、野風が上杉謙信の暗殺を狙う
1568年…『戦都の陰陽師』
最初に読んだ武内涼作品
魔の復活を防ぐため、晴明の末裔・土御門光子が藤林党の忍びたちに護衛されながら
出雲の霊剣を取りにいく旅に出る……そう、これFF10なんですよ!
忍者ひとりひとりが個性的でカッコいいのもポイントです
1569年…『戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良/迷宮城』
続編ですが、史実をもとにしているためバッドエンドが多くなる武内先生の話の中では
めずらしく、ファンタジー路線なためかハッピーエンド路線で良かったです
1581年…『忍びの森』
2つめに読んだ武内作品でデビュー作
伊賀忍びの一行と妖怪の死闘ですが、これも大変面白いです
1584年…『秀吉を討て』
秀吉を暗殺しようとする根来衆の忍び、僧兵の話
1595年…『駒姫 三条河原異聞』
最上義光の愛娘、駒姫は豊臣秀次の側室となるべく京に向かうのだが……
秀吉を討てに続いて秀吉が敵役となっているので、一気にアンチになってしまった(笑)
江戸時代中期(1700年くらい?)…『忍び道 忍者の学舎開校の巻』『忍び道 利根川激闘の巻』
泰平の世が訪れたが、忍びの技を伝えるため忍者学校が開かれる
今後もシリーズ化してほしい!
江戸時代中期(1750年くらい?)…『妖草師』
=================================================================
やはりというか戦国時代が多いですね。
新作が1590年代ということもあって色々調べてもいるのですが、
動乱の時代なので濃いんですよね、出来事も人物も。
(というか戦都の陰陽師ってもっと前の時代の話だと思ってた…)
とにもかくにも、ハードな歴史ものからエンタメ快作もあり、どれもオススメです。
posted by ひづめ at 20:21| Comment(0)
| 書籍/映画
2020年11月26日
『天生の狐』
この間読んだ志坂圭さんの『天生の狐』、大変面白かったです。
主人公の紺は、山奥に隠居する老忍に育てられた田舎娘。
帯では忍娘って紹介されていますが、本格的な忍びではないですね。
素性的にも元は武士の娘で、どちらにもなりきれない描写が多い。
江戸中期の飛騨の一揆(大原騒動)を背景にしていて、
関係した実在の人物も出てくる。
そういった大きな出来事に関与しているうちに、
紺が成長していく青春もの半生記という雰囲気。
復讐の話も、そこまで比重が重くない。格上の相手に勝つために
剣を学ぼうと道場編が始まったりして、じっくり描かれてる。
とにかく紺の性格が面白い。すれっからしだけど根はいい子だったりして。
誰に対してもだいたい皮肉を言ってるけど、妙に可愛げがあるのよね。
忍びの技を仕込まれてるのでチンピラ程度には負けないけど、
武士や浪人の斬り合いにはびびったりする小娘らしい匙加減とか。
最後に忍びとしての任務が下りますが、それが話のいい締めになる。
忍者のお話を色々読んでいると、諜報活動のために国に入り
町民として暮らして、数十年たってもう忘れた頃に密命が下る……
というのをよく見ますが、実際にそういうのあったのかしら。
主人公の紺は、山奥に隠居する老忍に育てられた田舎娘。
帯では忍娘って紹介されていますが、本格的な忍びではないですね。
素性的にも元は武士の娘で、どちらにもなりきれない描写が多い。
江戸中期の飛騨の一揆(大原騒動)を背景にしていて、
関係した実在の人物も出てくる。
そういった大きな出来事に関与しているうちに、
紺が成長していく青春もの半生記という雰囲気。
復讐の話も、そこまで比重が重くない。格上の相手に勝つために
剣を学ぼうと道場編が始まったりして、じっくり描かれてる。
とにかく紺の性格が面白い。すれっからしだけど根はいい子だったりして。
誰に対してもだいたい皮肉を言ってるけど、妙に可愛げがあるのよね。
忍びの技を仕込まれてるのでチンピラ程度には負けないけど、
武士や浪人の斬り合いにはびびったりする小娘らしい匙加減とか。
最後に忍びとしての任務が下りますが、それが話のいい締めになる。
忍者のお話を色々読んでいると、諜報活動のために国に入り
町民として暮らして、数十年たってもう忘れた頃に密命が下る……
というのをよく見ますが、実際にそういうのあったのかしら。
posted by ひづめ at 14:43| Comment(0)
| 書籍/映画
2020年11月01日
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
先日、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読みました。
格闘少女育成SLGとか作ってるくらいなので、格闘技、武道には
そこそこ興味があるのですが面白いんですよね、まつわるエピソードが。
さて柔道の嘉納治五郎、空手の大山倍達、プロレスラーの力道山なんかは
格闘技にさほど興味がない人でも「名前くらいは……」という感じかと思いますが、
木村政彦は全くといっていいほど認知されていなかったのですね。
天覧試合や全日本選手権を制し、総合格闘技ブームの来る遥か昔にグレイシー柔術の
創始者エリオ・グレイシーと対戦して勝利を収め、最強の柔道家と呼ばれた……
そんな人物なのに何故か?というと柔道界から名を抹消されていたからで、
その事実を追いかけたノンフィクションなのですが、700Pと辞書なみに分厚く、
単純に戦前、戦後の様子も伝わってくるという意味でも読み応えがあります。
イップマンとかも面白いので、考えると戦前、戦後という激動の時代に
生き抜こう、伝えようという武道関係の題材に魅力を感じているのかも。
読み始める前は、歴史から消されて日陰者として生きていくことになった
半生記になるのかと思ってましたが、読み終えてみると意外とそうでもなく。
若年は柔道に没頭、邁進していく青春劇だし、確かに晩年は表舞台からは
離れてしまったけど、因縁の力道山は刺されて早世したのに対し、
木村氏は長生きして育てた弟子も立派な柔道家になった。
そう考えるとなんともいえないものがありますね。
とりあえず今はこうして名誉も回復しつつあって、それは良かったのではないでしょうか。
格闘少女育成SLGとか作ってるくらいなので、格闘技、武道には
そこそこ興味があるのですが面白いんですよね、まつわるエピソードが。
さて柔道の嘉納治五郎、空手の大山倍達、プロレスラーの力道山なんかは
格闘技にさほど興味がない人でも「名前くらいは……」という感じかと思いますが、
木村政彦は全くといっていいほど認知されていなかったのですね。
天覧試合や全日本選手権を制し、総合格闘技ブームの来る遥か昔にグレイシー柔術の
創始者エリオ・グレイシーと対戦して勝利を収め、最強の柔道家と呼ばれた……
そんな人物なのに何故か?というと柔道界から名を抹消されていたからで、
その事実を追いかけたノンフィクションなのですが、700Pと辞書なみに分厚く、
単純に戦前、戦後の様子も伝わってくるという意味でも読み応えがあります。
イップマンとかも面白いので、考えると戦前、戦後という激動の時代に
生き抜こう、伝えようという武道関係の題材に魅力を感じているのかも。
読み始める前は、歴史から消されて日陰者として生きていくことになった
半生記になるのかと思ってましたが、読み終えてみると意外とそうでもなく。
若年は柔道に没頭、邁進していく青春劇だし、確かに晩年は表舞台からは
離れてしまったけど、因縁の力道山は刺されて早世したのに対し、
木村氏は長生きして育てた弟子も立派な柔道家になった。
そう考えるとなんともいえないものがありますね。
とりあえず今はこうして名誉も回復しつつあって、それは良かったのではないでしょうか。
posted by ひづめ at 15:47| Comment(0)
| 書籍/映画