最近でもないですが「炎と茨の王女」シリーズを読了。
海外FTが好きでよく読むのですが、好きといっても作品が
千差万別だけに意外と好みにドンピシャリというのはなかなかないのですが、
このシリーズはひさびさにぐい読みタイトルでした。
砂漠の国オロバジェの第二王女エリサは食いしん坊でぽっちゃり気味。
聡明な姉へのコンプレックスが解消できないまま隣国へ嫁入りする時期に。
異国での慣れない生活の中で内乱や異種族との戦が起こり……というストーリー。
ファンタジィですので、ご多分に漏れず主人公には特別な力、マジックストーン的な
ものが秘められているのですが、その使い方を解き明かしていく「冒険」と、
王女として国を率いていく中での「宮廷陰謀劇」の2つが楽しめるんですね。
表紙を見ての通りエリサ王女は途中で痩せるのですが、
そこまでに「だいぶ読んだぞう」と思ったらまだ全然という内容の濃さ。
この作品の面白さはいつも思考をぐるぐるさせているエリサの内面描写かしら。
色々コンプレックスを抱えているものの、エリサは読書家で知的なため、
常によく考えて行動して、時折策士じみた才能を発揮して魅せてくれる。
女主人公で恋愛脳だと「そこでそんな行動しちゃう!?」と萎える時もありますが
エリサは比較的理性的なので、純粋に応援していける魅力がある。(もちろんロマンスもあり)
翻訳も良くて、読んでいるとからっからになってくる情景描写のうまさ。
映像化したら面白そうだし、しそうな気もするなー。
2015年10月23日
『炎と茨の王女』
posted by ひづめ at 01:15| Comment(0)
| 書籍/映画
2012年02月21日
『荒野のホームズ』
この『荒野のホームズ』という本、西部×ホームズというキーワードに惹かれて
ホイホイ購入したのですが、面白くておすすめです。
ホームズの活躍の本(ここでは赤毛連盟)を読んで感化されたカウボーイの兄と
その弟(ワトスンのポジション)が殺人事件の謎を解くミステリィ。
「ホームズが実在の人物」という設定なのですがそれ以外は
きちんと西部劇時代でのストーリー。
はじめは西部劇でミステリィ?トリック?と思いますが、
西部劇って映画見れば分かりますがそんなにシチュエーションに
差があるわけではないので、シーンが浮かびやすいんですよね。
そこにスラングやジョークを交えた「らしい」会話と、
ホームズ知ってるとニヤニヤできるポイントでぐいぐい引きこまれてしまった!
「ホームズの真似事をしてる」というのが面白いんですよね。
「カッコイイ探偵の真似したい」とか誰にでも経験ありそうでしょう?(笑)
続編も刊行されてるのでちょうたのしみー。
posted by ひづめ at 03:13| Comment(0)
| 書籍/映画
2010年12月26日
2010個人的お気に入りマンガ・ベスト3
今年新規に読んだマンガのなかで「これわ!」と思った作品
ベスト3を発表する企画です、パンパカパーン。
3作品とも数年前からあるものなのですが(笑
『ルサンチマン』(著者:花沢健吾)

<ストーリー>
2015年の東京では、バーチャルプログラムが究極の進化をとげており、
ギャルゲー、RPG、都市経営などを統合した、
バーチャルリアリティMMO世界”アンリアル”が誕生していた。
現実世界では底辺を生きている主人公たくろーはついに現実を諦め、
貯金をはたきアンリアルの世界に生きることにする。
しかしたくろーが購入したギャルゲーキャラクター「月子」に隠されていた
秘密により、アンリアルはやがて現実世界を巻き込んでいくことに……
バーチャル世界を舞台にした作品ならゴマンとありそうですが、
この作品はその表現に妙にリアリティがあり面白いです。
それは主人公を「どこにでもいる没個性な」どころではなく、
「とにかくダメでダメでダメ」なところまで描いているからかも?
またバーチャル世界がやがて現実世界に融合していく展開が超絶妙で
またとない恋愛ストーリーになっていくのです。
さわやかに泣けるラストにもご注目。
『東京トイボックス』(著者:うめ)

<ストーリー>
キャリアOL・星山月乃は上司のやっかみを受け、
天川太陽率いる弱小ゲーム会社G3に出向させられてしまう。
右も左もわからぬゲーム制作現場で、ゲーム作りに”魂”を求め
平気で納期を遅らせる太陽をはじめ、奇人だらけの開発者たちと
納期を守らせようとする月乃の戦いが始まった──
珍しいゲーム制作会社を舞台にした熱血マンガ。
ゲーム開発現場でよく見られる「クオリティvs納期」、「開発者vsユーザー」、
「大会社vs中小会社」など様々な構図が力強いタッチで描かれています。
ゲームに縁のないOLを主役級にしていることで、開発現場特有の要素も
分かりやすく説明されているのが良いところで、
ゲーム制作に興味ある人にはとてもオススメなマンガです。
続編の「大東京トイボックス」では、新キャラの新人企画目線で、
「次世代機」「同人開発」「萌え」など時代の移り変わりにも展開。
『第七女子会彷徨』(著者:つばな)

<ストーリー>
その未来地球は一見そんなに進歩してないようだが、
ドラえもんばりの奇想天外アイテムが出回っていたり、
未来人が生活していたり、天国がサーバー管理されていたり……
とそんなちょっぴり不思議なSF世界での女子高生の二人組、
高木さんと金やんのエキセントリックな日常。
流行りの?日常系ですが、↑の説明通り不思議SF。
んなアホな、な展開が多くて、愉快に読めるマンガらしいマンガ。
また擬音やセリフまわしの独特さも特徴で、センスばつぎゅんです。
ベスト5にすれば良かったかも…
ベスト3を発表する企画です、パンパカパーン。
3作品とも数年前からあるものなのですが(笑
『ルサンチマン』(著者:花沢健吾)

<ストーリー>
2015年の東京では、バーチャルプログラムが究極の進化をとげており、
ギャルゲー、RPG、都市経営などを統合した、
バーチャルリアリティMMO世界”アンリアル”が誕生していた。
現実世界では底辺を生きている主人公たくろーはついに現実を諦め、
貯金をはたきアンリアルの世界に生きることにする。
しかしたくろーが購入したギャルゲーキャラクター「月子」に隠されていた
秘密により、アンリアルはやがて現実世界を巻き込んでいくことに……
バーチャル世界を舞台にした作品ならゴマンとありそうですが、
この作品はその表現に妙にリアリティがあり面白いです。
それは主人公を「どこにでもいる没個性な」どころではなく、
「とにかくダメでダメでダメ」なところまで描いているからかも?
またバーチャル世界がやがて現実世界に融合していく展開が超絶妙で
またとない恋愛ストーリーになっていくのです。
さわやかに泣けるラストにもご注目。
『東京トイボックス』(著者:うめ)

<ストーリー>
キャリアOL・星山月乃は上司のやっかみを受け、
天川太陽率いる弱小ゲーム会社G3に出向させられてしまう。
右も左もわからぬゲーム制作現場で、ゲーム作りに”魂”を求め
平気で納期を遅らせる太陽をはじめ、奇人だらけの開発者たちと
納期を守らせようとする月乃の戦いが始まった──
珍しいゲーム制作会社を舞台にした熱血マンガ。
ゲーム開発現場でよく見られる「クオリティvs納期」、「開発者vsユーザー」、
「大会社vs中小会社」など様々な構図が力強いタッチで描かれています。
ゲームに縁のないOLを主役級にしていることで、開発現場特有の要素も
分かりやすく説明されているのが良いところで、
ゲーム制作に興味ある人にはとてもオススメなマンガです。
続編の「大東京トイボックス」では、新キャラの新人企画目線で、
「次世代機」「同人開発」「萌え」など時代の移り変わりにも展開。
『第七女子会彷徨』(著者:つばな)

<ストーリー>
その未来地球は一見そんなに進歩してないようだが、
ドラえもんばりの奇想天外アイテムが出回っていたり、
未来人が生活していたり、天国がサーバー管理されていたり……
とそんなちょっぴり不思議なSF世界での女子高生の二人組、
高木さんと金やんのエキセントリックな日常。
流行りの?日常系ですが、↑の説明通り不思議SF。
んなアホな、な展開が多くて、愉快に読めるマンガらしいマンガ。
また擬音やセリフまわしの独特さも特徴で、センスばつぎゅんです。
ベスト5にすれば良かったかも…
posted by ひづめ at 00:13| Comment(0)
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