2015年09月11日

『メタルギアソリッドV ファントムペイン』

クリアしたので、ネタばれしない範囲で緩く感想でも。

発表されたのは2013年頃でしたっけ。
「これは国内からも期待のオープンワールド出るかな!?」というのが当初の印象でした。
それから幾度にも分けてトレイラー、プレイデモが公開されるごとに
「遊びごたえありそー」「内容も凄惨ですんげえ……」と期待値がぐんぐん高まっていきました。
発売日までがこれほど待ち遠しく、待つ間も新情報が出るたびに考察をしたりして
楽しめたゲームはひさしぶりじゃないでしょうか。

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ゲーム内容は期待通り、いや期待以上で一気呵成に50時間あまりプレイしてしまいました。
「自由潜入」を謳っていた本作ですが、「準備(携行品、バディ選択)」「手順(潜入経路、時間)」の
全てがプレイヤーに委ねられていて、まさにリアルタイム自由潜入。
ミッションの内容も様々なもので、状況に変化に応じてとっさの判断をしたり、
支援ヘリを呼んで武装を補給したり、選択肢の幅が広い。
なんていうか、一般的なゲームだと「するか、しないか」という一次元、二次元な選択肢が
このゲームだと三次元、四次元と考えられる、ちょっと大げさに云うとそんなイメージ。
大規模な基地に潜入して、監視の目を掻い潜り目的を果たして帰還できた時の達成感はかなりのもの!

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これだけでも「アクション部分もステルス部分もよくできたゲーム」といえますけど、
今作ではピースウォーカーから発展した、マザーベースを大きくする要素まであり、遊びごたえ充分。
実際に基地の中を歩けるようになり、物語共々スケールの大きさを感じさせてくれます。
オンライン対戦(FOB)の場を兼ねているので、より大きく強くしようという気持ちになりますね。

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ストーリー部分はネタばれしないように控えますが、
各種トレイラーはうまいことミスリードを誘っていたんだなぁという印象。
終盤少し雑になって残念なところもありますが、
どちらにしろ「復讐」「幻肢痛」「言語」をキーワードにした内容にはのめり込めました。

小島監督は常々「ゲームはインタラクティブ」と話していますが、
今作をやるとストーリー部分と遊び要素がリンクしているのが伝わります。
ゲーム中盤のとある事件、FOBによる資源の奪い合い、これらもプレイヤー的には
不便なところもありますが、「復讐の連鎖」というコンセプトの上に成り立っていますし、
プレイヤーが実際に何かを喪っていくようにも仕組まれている。
普通ならストレス要因ですけど、それも没入感を持たせる仕掛けと分かるから納得できる。

自由度が高いからこそゲームとしては難しいのは確か。GZけっこうやっていても苦戦しました。
でも、だからこそゲーマーを名乗るならぜひとも遊んでほしいですね。
特に「日本のゲーム自由度ないわー海外に負けてるわー」とか「萌えゲーばっかだわー」とか
文句云っている人たちに!w 硬派で骨太なゲームがきましたよ!
ゲームって「自分で考えて、どう攻略していくか」に楽しみがあると思うんですよ。
そういう意味では最高級のゲームと云えると思います。

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発売するまでに何度も聞いたオセロットのこの「伝説を取り戻してこい」というセリフ。
かつて勢いがあったのに苦しい状況に立たされている今の日本のゲーム業界。
でも、まだ終わってない! 世界よ、これが日本のゲームだ!という挟持を感じさせます。

posted by ひづめ at 17:58| Comment(0) | ゲーム感想

2014年07月06日

『Call of Juarez Gunslinger』レビュー

前のPCではスペック不足だったので積んでたけど、ようやくプレイしました!

コール・オブ・ファレスシリーズの今のところの最新作となっている西部劇FPS。

老ガンマンの復讐の回顧録

1910年、カンザス州アビリーンに流れ着いた賞金稼ぎのサイラス・グリーブス。
伝説的存在になっている彼の回想を酒場の連中が尋ねていく、という形式のストーリー。

面白いのはダイムノベルやうわさ話で広まった、誇張されたウェスタン世界そのままということ。
「ビリーザキッドやジェシージェイムズとやりあった」「何百人もの先住民に囲まれた」など、
信じられないような逸話を聞いて酒場の連中も「作り話なんだろ?」と半信半疑。

ダイムノベルの世界に飛び込め!

それがゲームデザインにもそのまま活かされているのが秀逸。
「そこであんたは決闘したんだったよな」とダイムノベルを思い返す連中の想像通りに
ゲームプレイが進行するのですが、途中で「いや、実は決闘はしなかったんだ」と
サイラスが語れば時間が巻き戻って別のルートでゲームが進む。
さらに回想なので、行き場がなくなって追い詰められて死亡……?と思いきや
「そうそう、そこで橋を発見したんだった」と云って唐突に橋が出現し、脱出可能に。w
これがいいアクセントになっているうえ、「同じステージを違う味わいで何回もプレイさせる」
というゲームデザインになっていて、開発の観点から見ても良くできているのです。

マカロニ的に派手で洒落た演出

決闘、列車強盗、銀行襲撃、ゴーストタウンといった数々の西部劇シーンに立ち会うことができ、
ステージの終わりでは名だたる歴代のガンマンたちとの戦いが待っています。


▲明日に向かって撃て!


▲どこかコリン・ファレルかブラピ風のジェシー・ジェイムズ……w(主演してる)


▲おや、これはまさかあの「続・夕陽のガンマン」的な……?

音楽はチョーかっこいいし、ガンプレイも爽快で楽しいですよ。
西部劇好きなゲーマーさんはぜひ!
posted by ひづめ at 08:12| Comment(0) | ゲーム感想

2014年05月16日

『Child of Light』

今日はUbisoft『Child of Light』(PS4/PS3/PC)のプレイ感想。


王女が幻想世界で変わった生き物に出会いながら旅をして、悪い魔女をやっつける……
文字通り絵に描いたようなおとぎの世界を旅するRPG。
絵本のようなイラストのビジュアルで、全編やや暗いクラシカルな雰囲気がただよう。



○端々から感じるJRPGへのリスペクト
実は映像だけ見て「アクションゲームか!」と事前情報も入れず始めたのですね。
そしたら、やっているうちに徐々に気づいていく。
「ターン制コマンドバトル」「豊富な寄り道にサブイベント」「スキルツリーシステム」
「やたら増えていく仲間キャラ」「ことあるごとに笛を吹く王女」
「終盤に変わる戦闘BGM」「途中で***する主人公」……
んんん? このエッセンスたちは、まさしく懐かしきJRPGのそれではないですか。

SFC末期からPS1のあたりがJRPGの全盛期だと思っているのですよね。
メディアがCD-ROMになって以降は表現力がどんどん上がっていったため、
様々なジャンルのゲームが出てきて、RPG時代も色んな要素が盛り込まれるようになって、
その結果どこかしらちぐはぐな、完成度の低いものが多く世にでるようになり、
徐々にRPG自体が下火になっていきました。
自分もRPG育ちなのにもう長いことRPGやってないような、なんてこともしばしば。

それが、まさか海外製のゲームから忘れかけていたJRPGの息吹を感じるとは。
(あとから調べたところ、海外でもJRPGのオマージュ的な評価がされていた)
それでいて物語部分やビジュアルは海外産らしいというのがうれしい。

○中編RPGとしての完成度の高さ
ゲームとしてのレベルデザインも綺麗にまとまっていて、敵シンボルを避けて進めても詰まりにくい、
程よく配置された宝箱を開けることで気持ちもよく、謎解きも一寸考えればさくっと解ける。
\1500くらいのタイトルだけどストーリーもけっこう長く、やりこみ要素もあり。
空を飛ぶ移動システムとウィスプ操作、攻撃して敵の動作を妨害できるアクティブターンの戦闘、
マップと戦闘ではこの3点くらいに要素が絞られているのですが、
そのシステムに飽きが来る前に気持ち良い状態のまま終わるんですよね。
これらすべて、中編というボリュームゆえにブレずにまとまっているのだなあとひたすら感心。
あと音楽もマジで良い! 映像美も相まって、ゲームへ没入させてくれます。

RPGって、やっぱりいいものですね!

posted by ひづめ at 15:28| Comment(0) | ゲーム感想